了徳寺

 

バロック名曲コンサート

 

〜リコーダー&チェンバロ〜

 

 

 

深まる秋、京都のお寺でバロック音楽。

 どこまでも澄み渡る空、でも紅葉はまだ…という秋の京都です。

 

 

行楽日和のなか、鳴滝にある了徳寺の本堂で演奏させて頂きました。

暑すぎず寒すぎず爽やか、楽器のコンディションにとっても良いお天気でした。

 

了徳寺は毎年12月9日・10日に行われる

「大根焚(だいこだき)」で有名なお寺。

鳴滝大根焚寺とも呼ばれています。

 

その起源は、建長4(1252)年に

親鸞聖人(1173〜1262年)が

鳴滝の地にやってきたとき、

村人の差し上げた塩味の大根焚を

大変喜ばれた事に由来するそうです。

 

 

 

 

本堂には親鸞聖人が祀られていて、故事にちなんだ塩味の大根焚がお供えされているそうで、

今回演奏させて頂いたのは、まさにその本堂です。

 

 

了徳寺が創建されたのは大永4(1524)年。

その頃のヨーロッパといえばルネサンスです。

トマス・タリスやクレマン・ジャヌカンが生きていた頃に

建立されたかと思うと…

歴史のある空間で演奏できるのはとても貴重な体験です。

水上陽一(リコーダー)、吉竹百合子(チェンバロ)

 

 

 

 

初めてバロック音楽をお聴きになる方も多いとのことで、

リコーダーとチェンバロそれぞれの解説も交え、

バッハやヘンデル、テレマンのソナタなど、

バロック名曲の数々をお届けしました。

 

 

 

 

 

リコーダーの解説中♪

 

お客様は鳴滝近郊の方々はじめ、

奈良や大阪、兵庫などからもご来聴でした。

 

演奏にもお話にも、熱心に聴き入ってくださいました。

本堂は響きもよく、とても気持ちよく弾かせて頂けました。

 

 

 

ご住職も“本堂とチェンバロの金箔がしっくり合って…”と仰っていましたが、

東洋と西洋のものがこのように溶け合うのは不思議な感覚!

(そういえば、織田信長もチェンバロなどの古楽器を楽しんでいたそうで…。)

 

 

 

また、主催の「鳴滝青年会」さまは

勇ましくて頼もしい方たちでした!

 

地域のために手作りで良い物を作ろう!

という気持ちが伝わってきました。

 

手作りのクッキーや珈琲、

美味しかったです。ごちそうさまでした♪

 

 

 ご来聴の全てのお客さま、今回のコンサートに関わって下さった全ての皆さま、

了徳寺や主催の「鳴滝青年会」さまに心よりお礼申し上げます。

 

 

 2007年10月28日

会場:了徳寺 本堂

 

 

 

 

 

  バロック Petit Broque

Home

Gallery

写真館

 

 

 Copyright (c) 2006-2012, Petit Baroque,All Rights Reserved.

inserted by FC2 system